前回、前々回に続き、リモートカラー診断の危険性について書きます。
これまでリモートカラー診断の｢モニターの色問題｣、｢診断場所の光環境問題｣について書いてきましたが、それ以外にも注意すべき点があります。
物体色と光源色
まず基本ですが、色を見るには光源、物体、そして目が必要です。
太陽の光(光源)がリンゴ(物体)に反射し、それが目を通して脳に届くことで赤を認識することができます。
反射して見える色を物体色といい、パーソナルカラーは人の肌に反射した肌色を見て診断をしています。
それに対してPCなどで行うリモートカラー診断では、モニター(光源)の色で診断します。
しかし人間の肌は物体です。光源ではありません。
物体色と光源色では色の表現というか性質が異なります。
なので物体色を見るカラー診断にそもそもモニターなどは不向きです。
一生に一度の大事なカラー診断をそのようなリスキーな環境で受けますか？
ここまで3回にわたってリモートカラー診断の危険性について書いてきました。
当方ではこれまでの理由からリモート診断は行いません。
カラー診断は対面でなければ不可能です。
緊急事態宣言が解除され、それでもまだ気は抜けませんが、5月16日(土)よりイルドクルール5/cinqではサロンでのパーソナルカラー診断を再開します。
リモートを受けていまいち納得ができなかったという方は是非、サロンでカラー診断を受けてみられてください。
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井手 大基
